2型糖尿病患者を対象にしたルセフィ投与時の検討の勉強が院内でありました。
糖尿病の治療薬には過去のブログ記事にもありますが7種類あり
ルセフィは「SGLT-2阻害薬」という種類の薬で尿中に余分な糖を排出し血糖を下げる、尿酸低下、脂質の改善、さらには腎保護効果などの多面的な効果があり、2014年から使われるようになった新しい作用のある薬剤です。
個人差はありますが…
1日に60〜100gの糖
カロリーにすると240〜400kalのダイエットに相当。
HbA1cはおおよそ1%程度下げる事が可能とのことでした。
尿糖の排出に伴い膀胱内の細菌が増えやすくなるため、膀胱炎を繰り返していらっしゃる方は、再発しやすくなるので注意が必要です。
また他の経口糖尿病薬と併用しなければ低血糖をおこす危険が低い事も特徴です。
ルセフィは食事の影響も受けないので空腹時食後のどちらに服用しても同じ効果があり
1日1回内服でよく、錠剤の大きさも小さめで飲みやすいようです。
なかなか痩せられない糖尿病患者さんにはよい適応かと思われます。
気になる方はご相談下さい。 事務 廣瀬